アクティブレジャー最前線

2015.11.27
熱海の芸妓さんに日本舞踊を習って疾病予防・介護予防

静岡県ヘルスケア産業協議会が、回遊型ヘルスケアエリア創出事業の実証事業として進めている「伊豆で健康!かかりつけ湯ふじ33プログラム」の「熱海・伊東コース」第3回が、11月15日(日)に芸妓さんから日本舞踊を習うという斬新なプログラムで実施されました。

実施されたのは熱海市の市街地にある旅館立花。
10時過ぎに集まり始めた中高齢の参加者の皆さん15名は、まずは血圧測定などの健康チェックを行い、色とりどりの浴衣の中から好きなものを選んで会場の大広間に集合。
指導にあたるお師匠さんは、芸妓さん(立方・たちかた)と唄や三味線を担当する地方(じかた)のお二人で、早速指導が始まりました。

最初はストレッチ。ただしフィットネスクラブのストレッチとは趣がだいぶ違います。服装も運動用のジャージではなく教える方も教わる方も着物姿、しかもお師匠さんは日本髪です。そして、地方のかけ声「はっは いよお!、ほっほ とったん」と手拍子に合わせてストレッチが始まります。これには、担当の健康運動指導士の方もびっくり。でもよく見ていると、かけ声を掛け合うことでストレッチ中の呼吸がスムーズに確保されていることが分かります。
ストレッチの内容は、舞踊に重要な役割を担う下肢の筋肉を伸ばすものを中心に行い、しっかり身体をほぐしてから踊りの指導が始まります。

ストレッチ、かけ声をかけながら中腰で足首の曲げ伸ばし

ストレッチ、かけ声をかけながら中腰で足首の曲げ伸ばし

この日の曲目は静岡の民謡「ちゃっきり節」。見ている側からはそれほどきつい動きではないように見えますが、やっている方はきつい運動らしく、10分ほど経過すると早くも汗が出てくるようです。途中の休憩時間に、年配の女性が「ちょっときついけれど、面白い!」と笑顔で語っていらっしゃいました。ちゃっきり節は30番まである長い民謡ですが、1番を踊るのは約1分ほど。このため30分程度の練習で皆さん踊りの形を身につけられ、最後は4組に分かれて出来栄えを発表。最初は恥ずかしがっていた参加者の方々も、お師匠さんの振りを見ながら踊り始めると、けっこうしっかり踊っているからびっくりです。踊り終えると「全然だめだった」と言う割には笑顔がこぼれていることから、満足度も高かったようです。

ちゃっきり節の稽古風景、手前はお師匠さん

ちゃっきり節の稽古風景、手前はお師匠さん

最後は、最初同様ストレッチで使った筋肉をしっかり伸ばします。お師匠さんによると、踊りは下半身がしっかりしていないとだめだそうで、このストレッチをしっかりやって稽古をするとだんだんしっかりしてくるようです。そして、「踊っていると楽しいのはもちろん、身体が丈夫になり元気に生活できますよ!」と語っていらっしゃいました。

※本事業の実施主体は静岡県ヘルスケア産業振興コンソーシアム(代表団体:(株)シード、参加団体:i9、協力団体:静岡県、(一財)日本規格協会、(株)コスモプランほか)

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